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川崎中1殺害・判決の2少年 保護観察も止まらぬ非行

社会 神奈川新聞  2016年03月15日 11:47

 川崎市の中学1年男子生徒殺害事件で、14日までに判決を言い渡された2人は事件当時、いずれも保護観察の期間中だった。公判では、必ず守らなければならないルールとして課された「特別遵守(じゅんしゅ)事項」が破られていたことも判明した。更生への支援を受ける機会を得ながら、2人が非行をエスカレートさせてしまった背景には、何があるのか-。

 「守らなければいけないと思いましたが、飲みたくなって飲んでしまいました」

 男子生徒=当時(13)=を殺害する直前の夜、保護観察処分で禁じられたはずの飲酒をしていたことを法廷で問われると、主犯格の少年(19)はこう答えた。

 主犯格は殺害事件の前年、通行人を鉄パイプで殴る傷害事件を起こした。当時、定時制高校の3年。法廷では「友だちのバイクの後ろに乗り、自分が一方的にやった。酒を飲んで気が大きくなった」と振り返っている。

 この傷害事件によって保護観察処分となり、特別遵守事項として、飲酒や共犯者との交際が禁じられた。母親とともに保護司宅も訪問していた。しかし、処分から2カ月後、遊び仲間と酒を飲み、かねて逆恨みをしていた男子生徒に対する殺害事件を起こす。主犯格と面接を重ねた臨床心理士は殺害前の飲酒について、事件の中核的な要因ではないとしつつも「衝動がエスカレートした可能性はある」との見解を示した。

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