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「呼び出した責任大」 18歳少年に懲役4~6年半 川崎中1殺害で地裁判決

社会 神奈川新聞  2016年03月15日 02:00

少年の判決公判が行われた横浜地裁=14日、横浜市中区
少年の判決公判が行われた横浜地裁=14日、横浜市中区

 川崎市の市立中学1年男子生徒殺害事件の裁判員裁判で、横浜地裁は14日、傷害致死罪に問われた無職少年(18)に対し懲役4年以上6年6月以下の不定期刑(求刑懲役4年以上8年以下)の判決を言い渡した。共犯として起訴された少年3人の判決は2人目。

 近藤宏子裁判長は判決で、逆恨みしていた主犯格による暴力の恐れを認識していながら、少年が男子生徒=当時(13)=を呼び出した経過について、「事件のきっかけを作り出した責任は誠に大きい」とした。

 主犯格から脅されたとはいえ、カッターナイフで首筋を3回にわたって切りつけた暴行は「危険性が高い」と判断。「少年院で更生が見込める」と保護処分を求めていた弁護側の主張を退け、刑事罰が必要と結論付けた。

 一方、少年の暴行は主犯格に押し倒されてカッターを突きつけられ、「やらないとお前もやるぞ」と脅された結果で、役割は従属的なものにとどまると指摘。救助を早々に諦めた成り行き任せの楽観や逃避的な無力感も、不遇な成育歴に由来すると認定し、量刑に酌んだ。

 判決によると、少年はほかの2人と共謀して昨年2月、多摩川河川敷で男子生徒の首をカッターで切りつけるなどして死亡させた。

 少年は3人のうち、男子生徒と最も親しかった。主犯格は、殺人などの罪で懲役9年以上13年以下の不定期刑が確定。傷害致死罪に問われた別の少年(18)は公判前整理手続きが続いており、公判期日は決まっていない。

「連絡くれれば…」 男子生徒の友人



 「被害生徒に謝りながらも、切ったのは許せない。2人は親しかったのに…」

 かつて男子生徒や無職少年、主犯格と同じグループで行動していた男性(18)は判決後、悔しさをにじませた。

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