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「八幡山の洋館」知って 平塚、移築復元の記録を展示

カルチャー 神奈川新聞  2016年03月14日 02:00

創建当初の色合いを使ったイラストも展示している「八幡山の洋館」展=平塚市博物館
創建当初の色合いを使ったイラストも展示している「八幡山の洋館」展=平塚市博物館

 関東大震災を乗り越え、平塚の近代史を見続けてきた「八幡山の洋館(旧横浜ゴム平塚製造所記念館)」の移築復元に関わる調査の結果や部材などを公開する展覧会が30日まで、平塚市浅間町の市博物館で開かれている。

 同洋館は1912(明治45)年ごろ、日本火薬製造所株式会社の英国人駐在員の宿舎として建設され、19(大正8)年からは海軍火薬廠(しょう)の高等官クラブ、50(昭和25)年以降は横浜ゴム平塚製造所の応接室などとして使用。関東大震災や平塚の大規模な空襲をくぐり抜けた県内でも数少ない明治の西洋建築の一つ。

 2004年に同製造所から市に寄贈され、5年がかりで八幡山公園に移築復元された。今回の展示は11年にまとまった調査報告の内容を紹介しながら、復元に当たって劣化していて使えず保存された一部部材など約50点を展示している。

 現在はピンクと明るい緑でかわいらしい印象の洋館だが、当初は茶と濃緑色のシックな色合いであったことが調査で判明、現在の模型と見比べられるほか、当時の建築によく使われた上げ下げ窓の構造などもよく分かる。

 栗山雄揮同館長代理は「多くの人に創建当初の洋館の姿に触れてもらい、活用もしてもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 入場無料。原則月曜休館。問い合わせは、同館電話0463(33)5111。


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