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復興の足音伝えたい 専修大生が石巻の番組制作、10・11日放送

社会 神奈川新聞  2016年03月10日 02:00

復興特別番組に取り組んだ専修大の学生ら
復興特別番組に取り組んだ専修大の学生ら

 専修大学ネットワーク情報学部(川崎市多摩区)の学生が東日本大震災の被災地、宮城県石巻市で復興に尽力する人々を取材した音声と映像による特別番組「石巻のたからもの」を制作、10、11日に放送する。学生らは「震災の教訓を風化させないためにも、復興で頑張る人々の今を知ってもらえれば」と話す。

 学生らは、福冨忠和教授の研究室の15人。特別番組は、3月11日に合わせ、2012年から毎年制作している。

 同大と同一法人の石巻専修大学では学生7人が犠牲になり、校舎は避難所などに使われた。福冨教授によると「初めの1カ月間は携帯電話などが使えず、ラジオとワンセグだけが情報を得る方法だった」という。

 防災情報をワンセグで流す可能性を実証しようと専修大は11年に「かわさきワンセグ」を、石巻専修大が12年に「いしのまきワンセグ」を開局。ラジオ石巻、かわさきFMと協力し、特別番組に取り組んできた。

 近年は、より広範に視聴できる動画投稿サイト「ユーチューブ」での制作に重点を置くようになった。5度目となる今回は、増井洸貴さん(20)ら2年生4人が2月中旬に現地を取材。石巻専大生をはじめ、震災直後に手書きの壁新聞を発行した石巻日日新聞の元編集主幹の武内宏之さんや、石巻元気復興センター代表理事の松本俊彦さんら十数人をインタビューした。

 プロジェクトリーダーでもある増井さんは「武内さんは、日日新聞をともに作った人たちだけでなく読者も含めて仲間といい、そうした方々が亡くなったことについて言及された。重い言葉でした」。佐藤可弥さん(20)は「石巻専修大生にとって、登下校の道や橋から見える景色が宝物と話していた。その風景が一変したことの戸惑い、地域への愛情を感じました」という。

 番組は10日午後7時から、かわさきFMで音声部分を流すほか、11日午後2時から、同大のユーチューブ番組「かわさきワンセグストリーム」で放送する。


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