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悲願の50校公演達成 ハンドサイン

カルチャー 神奈川新聞  2016年03月09日 02:00

前に生徒が詰めかけ一気に盛り上がるステージ=8日、平塚市東中原の大野中学校
前に生徒が詰めかけ一気に盛り上がるステージ=8日、平塚市東中原の大野中学校


 ダンスに手話を取り入れたパフォーマンスで知られる4人グループ「HAND SIGN」(ハンドサイン)が、県内の中高校で展開してきた「50校公演」が8日、平塚市立大野中学校(同市東中原1丁目)で達成した。「これから社会で活躍する若者に、手話という一つの言語を知ってもらいたい」と始めてから2年余り。リーダーのTATSUこと中野達朗さんは「もう51校目が決まっている。切りよく100校を目指したい」と思いを新たにしていた。

 この日、大野中の体育館は熱狂に包まれた。コントが披露された前半は冷ややかな失笑が漏れるも、後半は一転。米ニューヨークでも高く評価された本格的なダンスが始まると、一気にボルテージが高まった。

 終盤、席を立った生徒たちがステージ前へ詰めかけると会場は一体感で包まれ、ダンスと重低音響く音楽に身を重ねていた。

 ハンドサインは2005年に平塚市を拠点に結成。09~10年にニューヨークにある世界屈指の舞台「アポロシアター」で2度の優勝、7度の入賞を果たし、同舞台から「公認パフォーマー」の認定を受けた。13年4月にはNHK・Eテレ「みんなの手話」にレギュラー出演。今年はフジテレビ「みんなのニュース」で毎週木曜日に出演している。

 TATSUさんは「最初は生徒の反応を確かめるようにやっていった。1校決まり、見てもらってまた1校。一つ一つ丁寧にやっていった結果が50校になって本当にうれしい」と話す。


県内中高での「50校ライブ」を終え記念撮影するメンバーと生徒ら=平塚市立大野中学校
県内中高での「50校ライブ」を終え記念撮影するメンバーと生徒ら=平塚市立大野中学校


 生徒たちからのアンケート結果にも勇気づけられた。「手話なんて眠くなりそうと思ったけど、実際見たら体を動かして楽しかったという生徒も少なくない。それが僕らの一番やりたいこと。まず知って、一つでも覚えて、興味をもってもらいたい」

 この日も、汗だくになり600人余りの全校生徒に向け思いを伝えた。

 1年生の男子生徒(13)は「ダンスとリズムに手話を合わせられるなんてびっくり。『ありがとう』『うれしい』『楽しい』という手話も覚えた。興味がわいた」と話していた。

 ハンドサインは公私立を問わず県内中高校の公演依頼を募集する。問い合わせは事務所電話0463(74)4621。

【特集】HAND SIGNの挑戦~指先に思いを~


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