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強烈パンチで世界2冠 「伊勢原で試合したい」と谷山選手

スポーツ 神奈川新聞  2016年03月05日 11:51

伊勢原市のゆるキャラ「クルリン」と、ベルトを手に勝利を喜ぶ谷山さん親子=同市役所
伊勢原市のゆるキャラ「クルリン」と、ベルトを手に勝利を喜ぶ谷山さん親子=同市役所

 伊勢原市在住のキックボクサー谷山俊樹選手(27)が2団体目の世界王座を獲得した。今回はメジャー団体のタイトルに挑戦、父の歳於(としお)さん(66)と親子鷹(だか)で快挙を果たした。今後は防衛を続け「生まれ育った伊勢原の街をキックボクシングで盛り上げたい」と意気込んでいる。

 谷山選手は幼稚園で空手を始め、市立中沢中学校3年生の時、父が営む谷山ジムに入門した。順調にキャリアを重ね、国士舘大学1年で全日本学生キックボクシング連盟のライト級王座を獲得。2014年9月にはWBKF世界スーパーライト級の王座に輝き、初の世界王者のベルトを手にした。しかし、2月21日に都内で行われた世界戦はこれまでと事情が違った。WKAというメジャー団体の試合。しかも相手はボクシング出身で強力なパンチを繰り出す実力者だった。

 谷山選手はボクシングの元世界王者に直接教えを請い、対策を練った。「パンチの打ち合いでは不利になるので、とにかくキックで押した」。結果は2ラウンドKO勝利で、「人生を懸けてやろうと練習から気合が入っていたので、最高な形で勝つことができて、とてもよかった」と喜ぶ。

 「自然豊か、気候も穏やかで、環境は最適。市総合運動公園の坂道をぶっ倒れるまで走っている」と、市内でのトレーニングを語る谷山選手。激しい打ち合いにパンチの数倍の威力があるキックも加わり、試合後は病院直行ということも多い厳しい世界。谷山選手も顔面を骨折し、過去2回、入院を余儀なくされた。減量と体調には特に気を使い、「消化に悪い」とおにぎりは海苔(のり)を除いて食べるほどという。

 今後は王座の防衛だけでなく、キックボクシング界と、故郷・伊勢原を盛り上げたいと誓う。「世界戦が地上波のテレビで生中継されるように、防衛を重ねて人気を上げたい。そして、いつの日か伊勢原で試合をやりたい」


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