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支援と誘致に高い目標 検証`16年度県予算案<中>

政治行政 神奈川新聞  2016年03月02日 12:09

インベスト神奈川で県内誘致につながった日産自動車グローバル本社。次なる誘致企業は… =横浜市西区
インベスト神奈川で県内誘致につながった日産自動車グローバル本社。次なる誘致企業は… =横浜市西区

 「地域の雇用と暮らしを守っている中小企業が元気になることが、国の言う『地方創生』であり、景気回復に直結することだ」。県中小企業団体中央会の森洋会長が力を込める。

 県内事業所数の約99%を占める中小企業だが、先行きの不透明感は強い。神奈川産業振興センターの調査では、業況を「良い」と答えた県内中小企業の割合から「悪い」を引いた指数(DI)は1~3月に前期(昨年10~12月)比で1・2ポイント上昇を見込むが、4~6月期には1~3月比で2・0ポイントの悪化に転じる見通しだ。「アベノミクスの恩恵は大企業より遅れて来るか『関係ない』という感覚が根強い」(同センター)傾向が出ている。

 県は1月から「中小企業・小規模企業活性化推進計画」を始めた。2016年度当初予算案でも小規模企業支援強化事業費補助として6千万円を計上。商工会議所や商工会に小規模企業応援隊を派遣し、施策周知や支援企業を掘り起こす。
それでも計画で掲げた「25年度までに開業率10%」「20年度までに黒字企業の割合を50%に」との目標達成には、県幹部も「簡単ではない」と漏らす。


 既存企業の支援と併せ、県は4月から新たな企業誘致策「セレクト神奈川100」も始める。大胆な優遇措置で日産自動車本社などを呼び込み、発注や雇用で進出工場などから県内への波及効果も生んだ誘致策「インベスト神奈川」の後継との位置付けだ。

 10日の予算案発表会見。関連費1億6545万円を計上した新誘致策に、黒岩祐治知事が自信をみせた。「明確な旗を示した。集まってくれる企業はいくらでもあるはずと信じている」

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