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観光バス拠点新設へ ツアー客誘致で横須賀市 事業者に助成も

経済 神奈川新聞  2016年02月29日 02:00

軍港めぐりや、どぶ板通りも近いヴェルニー公園前に観光バスの乗降場を設置する=横須賀市汐入
軍港めぐりや、どぶ板通りも近いヴェルニー公園前に観光バスの乗降場を設置する=横須賀市汐入

 横須賀市は市外からの団体バス旅行客の誘致策を拡充する。中心市街地の玄関口に観光バスの乗降場所を設け、利用者の利便性を改善する。バスツアーの主催事業者に対しても参加者数に応じた助成を提供。市内経済の活性化と雇用創出もにらみ、新たな地元の成長産業として観光をてこ入れする。

 市は観光を最重点施策に位置付け、2016年度当初予算案に関連費用約3億2600万円を計上した。新規事業として、ヴェルニー公園(同市汐入町)前に、観光バス2台分が停車できる乗降場所を、16年度中にも着工する。

 建設予定地の近くには「YOKOSUKA軍港めぐり」の汐入桟橋や米海軍基地前のどぶ板通りなど観光スポットが多い。近隣には大型バスの駐車場が少なく、旅行客が安全に乗り降りできるスペースの乏しさから、ツアーがキャンセルされる例もあるという。

 建設予定地は、横浜横須賀道路(横横道路)横須賀インターチェンジに接続する本町山中有料道路を降りた場所。横横道路では4月から通行料金の値下げが予定されているため、高速道路のパーキングエリアや大型商業施設などで、市への来訪を呼び掛けるキャンペーンを展開していく。

 市内2カ所以上の観光地などを周遊するバスツアーの主催事業者への支援も導入する。参加者が10~19人までのツアーには5千円、同20人以上は1万円を助成する。吉田雄人市長は「人口減少する中でも、経済のパイをしっかりと保ち続けるためには、市外からの来客に消費をしてもらう必要があり、思い切った投資をしている」と説明した。

 このほか、旧横須賀鎮守府司令長官官舎だった海上自衛隊田戸台分庁舎(同市田戸台)を一般公開してガイドツアーを始める。米ドル紙幣を使って飲食や買い物を楽しめる企画「ドル街」プロジェクトを、中心市街地以外の店舗が参加できるよう検討している。


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