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夜間の携帯電話ダメ! 4月から綾瀬市、対象は小中学生

社会 神奈川新聞  2016年02月26日 02:00

 綾瀬市で4月、子どもの携帯電話の夜間使用を控える「夜間ゼロ運動」が始まる。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及に伴い、長時間の携帯使用が友人関係や生活習慣に悪影響をもたらしかねないとして、午後10時から翌午前6時まで電源を切る。全市的な家庭の協力が成功のかぎを握る。

 市教育委員会によると、スマートフォンを含む携帯電話を持つ市内の子どもは、小学校で半数、中学校で8割を占める。中学生の過半数が1日に2時間以上、午後10時以降も使用していた。

 フェイスブック(FB)やLINE(ライン)といったSNSの普及でクラスや部活動の連絡が容易になった半面、「悪口を書かれた」「仲間はずれにされた」といった相談が、子どもたちから学校現場に寄せられているという。

 神奈川県教委の2015年の学校対象調査によると、携帯やパソコンの書き込みをめぐり、半数の小学校と9割強の中学校が何らかのトラブルが発生したと答えた。学業面でも、国の14年のアンケートに携帯の長時間使用で成績が低くなる傾向が表れている。

 そこで市教委と市PTA連絡協議会は、(1)保護者が携帯を預かって夜間使用を控えさせる(2)保護者は必要ない携帯を子どもに与えない(3)契約時に有害情報のフィルタリング機能を設定する-を柱にゼロ運動を考案した。

 全15の市立小中学校が対象で、各校が子どもと保護者に協力を呼びかける。今年1月の中学校の入学説明会でも周知した。市側は定期的に効果やさらなる対策を検証する。市教委は「返信がおっくうでも、友人に嫌われないよう夜間でも交信を続ける子どももいる。ゼロ運動が途中で携帯使用を中断する理由付けになればいい」と話す。

 同様の運動は、県内では横須賀、寒川、真鶴の3市町が先行して取り組んでいる。横須賀市は冊子を配布して家庭内のルールを設定し、寒川町と真鶴町はポスターで周知したり、警察による講演会を開いたりして家庭を巻き込んだ普及に努める。3市町とも「保護者の理解が成功のかぎ」と話す。


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