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Jリーグ開幕直前診断<3>湘南 走力重視、磨く一体感

スポーツ 神奈川新聞  2016年02月25日 10:09

昨季はチームトップとなる7点を決めた湘南・高山(奥)
昨季はチームトップとなる7点を決めた湘南・高山(奥)

 昨季はチーム総スプリント(時速20キロ以上の走り)回数、総走行距離ともリーグトップで、年間8位。走り勝つスタイルを貫いてクラブの歴史で初めてJ1残留を果たした。だが、今季はそのスタイルの屋台骨だった永木、遠藤、古林、そして不動の守護神だったGK秋元の主力4人が退団。小さくない穴をどう埋めるかが焦点だ。

 目指すサッカーに大きな変化はない。攻守の切り替えの速さ、球際の強さ、運動量、縦への積極性-。「シームレス(切れ目のない)でハイテンポなサッカーをする。われわれが生き残る道はそれしかない」。続投を決断した5年目のチョウ貴裁監督がどんな手綱さばきを見せるかも注目だ。

 1シーズン限りで降格した2013年と比べて昨季の40得点は6増、44失点は18減。今季はよりコンパクトな陣形を保ってボールを奪う意識を落とし込んできた。

 三竿は「攻守の切り替えの切れ目がないくらいアプローチが速い」と言い、菊地も「全ての位置で奪いにいく。このサッカーをみんなが信じてやっている」と強調する。高い位置で奪えば攻撃に転じやすく、波状攻撃にもつながる。

 直近の練習試合3試合は全て非公開だったが、明るく、それでいて緊迫感のある練習場の空気は順調そのもの。「選手の意識に温度差がない」と熱血漢の監督が強調する一体感が、このチームの最大の特長でもある。

 新加入9人のうちJ1で実績があるのは2人。戦力アップとは言い難いが、若い才能を呼び覚ます力が湘南にはある。横浜Mから移籍してきた端戸は「純粋にひたむきに取り組む姿を見て、自分ももっとうまくなりたいと思った」と言う。激しい競争から戦力を上積みにしている。


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