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情状鑑定の須藤明教授
川崎中1殺害「弱さ直視し贖罪を」

社会 神奈川新聞  2016年02月25日 09:30

少年を情状鑑定した須藤明教授は「らせん状に殺意が形成された」と語った=17日、東京都稲城市の駒沢女子大
少年を情状鑑定した須藤明教授は「らせん状に殺意が形成された」と語った=17日、東京都稲城市の駒沢女子大

 川崎市川崎区の多摩川河川敷で市立中学1年の男子生徒=当時(13)=を殺害した少年(19)の判決は24日、控訴期限を迎えた。「突発的」な殺意は、いかにして芽生えたか。「些細(ささい)な理由」に始まった暴力は、なにゆえ一線を越えるまで激化したのか。少年を情状鑑定した駒沢女子大の須藤明教授(56)=犯罪心理学=が、神奈川新聞の取材に答えた。

かたくなな保身


 2015年8月、須藤教授は横浜拘置支所の面会室で、少年と向き合っていた。国選弁護人からの鑑定依頼を引き受けた。

 印象は、強烈なまでに「防御的」だった。事件そのものについては問いかけに応じたが、自身の生い立ちや内心に質問が及ぶと、はっきりと返答を拒んだ。

 須藤教授は10年3月までの13年間、家裁調査官として、3千人近い少年を調査してきた。防御的姿勢は思春期の少年一般に共通する特徴とはいえ、彼はひときわ、かたくなだった。大人に対する不信感と、極めて狭い人間関係で形づくられた虚勢が見て取れた。

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