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日本女子体育大体育学部准教授・助友裕子さん
がん最前線 がん教育(下)寄り添う心を育んで

社会 神奈川新聞  2016年02月23日 09:27

保健体育の教員を養成し、自らもがん教育を実践してきた日本女子体育大学の助友准教授=都内
保健体育の教員を養成し、自らもがん教育を実践してきた日本女子体育大学の助友准教授=都内

 県内の公立中学校10校で実施されたがん教育のモデル授業では教員たちの戸惑いの声も漏れた。子どもたちに何を教え、そのために必要なサポートはどうあるべきか。日本女子体育大体育学部の助友裕子准教授(41)に聞いた。

 -そもそもなぜ学校で行うのか。専門的な分野なので学校教育になじまないのではという声もある。

 「私も最初はそう思っていた。でも、国民の2人に1人ががんになる時代で、子どものうちから知識を得ておく必要がある。知識を生かすことで生きる力を培うことも大事。がん教育は予防、治療、病気との共存など、さまざまな実践的なテーマを含んでいるので良い題材になる」

 -知識を深めようとしても生徒には理解が難しく、情報収集に限界があるという教員の指摘もある。どこまで教えればいいのか。
 「治療などに関して患者にはいろいろな選択肢があることが分かればいい。国や自治体が作成した教材を基本にして、予防、がん検診、標準治療、緩和ケアの基礎知識を教えるだけで十分。教師が自身の理解を深めたいという場合は国立がん研究センターの『がん情報サービス』のホームページ(HP)を活用してほしい。神奈川は県立がんセンターがあるので、スタッフをゲストティーチャーとして呼び、専門的な話をしてもらうのもいい」

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