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男性不妊治療も新たな対象に 横須賀市が「妊活」事業

社会 神奈川新聞  2016年02月20日 14:30

男性の不妊治療に力を入れる横須賀市
男性の不妊治療に力を入れる横須賀市

 横須賀市は2016年度から、妊娠・出産を望む家庭に結婚後の早期から主体的に考えてもらう新規事業「ハッピーマイプラン」を始める。これに関連して、男性を含めた特定不妊治療と不育症治療に対する支援も拡充。少子化対策の観点から、若い世代が子を産み育てることへの不安をできるだけ解消していく。

 市は16年度当初予算案の最重点施策に位置付ける結婚・出産・子育て環境の充実の一環で、この事業に76万8千円を計上した。

 ハッピーマイプラン事業は、16年度中に市の妊娠・出産、子育て施策などを掲載したパンフレットを作製。婚姻届の提出などで訪れた市民への配布を検討しており、情報が若い世代に直接届くよう工夫する。妊娠を意識した健康的な体づくりなどを助産師が指導するマタニティセミナーも開く。

 市は既に、特定不妊治療と不育症治療の助成、不妊相談などを行っているが、市担当者は「『不妊』という言葉が頭をかすめた瞬間、誰にも相談できなくなってしまう人もいて、(窓口の)相談に来る人もそう多くはない」と言う。一方で「晩婚化も進み、不妊で困っている人も多い。もっと早い時期から妊娠、出産について知識を身に付けてほしい」と、関心を高める手だてを模索している。

 国は15年度補正予算での特定不妊治療支援で1回の治療につき医療保険適用外の体外受精などの治療費を、初回治療の助成額を倍増の最大30万円に引き上げた。

 男性不妊治療も新たな対象とする。国の15万円の拠出に市がさらに15万円を上乗せし、治療1回当たり最大30万円まで助成する。市担当者は「『不妊症は女性のもの』というイメージが強いが、原因の割合は男女でほぼ同じといわれる。市としては、男性の不妊治療に力を入れたい」と説明する。

 併せて、流産、死産などを繰り返す不育症の治療の支援として、新たに不育症判定検査費に全額(限度額5万円)を助成する。


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