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〈18歳〉
合言葉は「とりまユナイト」 安保法に危機感抱く高校生、21日全国デモ

政治行政 神奈川新聞  2016年02月17日 09:06

安全保障関連法に反対する高校生のグループ「T-nsSOWL(ティーンズ・ソウル)」のぴかさん
安全保障関連法に反対する高校生のグループ「T-nsSOWL(ティーンズ・ソウル)」のぴかさん

 安全保障関連法に反対する高校生のグループ「T-nsSOWL(ティーンズ・ソウル)」が21日、東京・渋谷や大阪、東北を中心に全国30カ所以上で、大規模なデモを実施する。東京ではこの日、代々木公園ケヤキ並木原宿側に集合し、午後4時半から「国民も野党もメディアも団結を」と訴える。合言葉は「とりま ユナイト」(とりあえず、まぁ 団結の意味)だ。

 グループは国会前での抗議活動や、ツイッター・フェイスブックなどのSNSでつながった高校生が、2015年7月初旬に結成。8月には東京・渋谷で5千人を集め、デモを行うなど活動してきた。

 大和市で生まれ育った男子高校3年生・ぴかさん(18)は、東日本大震災をきっかけに政治に興味を持つようになった。昨夏に3日連続で行われた安保法反対の抗議活動に、母と出向いた。道にあふれる人波。最初はうろたえたが、国民が叫ばなければと奮起し、気がついたときには、国会議事堂に向かい声を上げる自分がいた。

 「叫ぶことなんてせずに暮らしていだけど、平和って、幸せって何かを考えた。その夜は不安で涙が止まらなかった」

 声を上げる様子がテレビで放送され、話をしなくなった友達もいる。今夏、選挙権が18歳以上に引き下げられるが、学校で政治を話題にすることは少ないと嘆く。

 「学校では、総務省が作った副教材『私たちが拓く日本の未来』を使って、選挙の仕組みを学んだりしたけど、クラスメートの多くは『政治に興味がない』『どの党に入れても同じ。信用ならない』と話す。政治のことは分からなくても特定秘密保護とか安保法とか、国のあり方が変わっていくことが怖い」


 参院選からは有権者になる。

 「安倍政権は、仲間内で物事を進めているように見える。憲法改正も9条のことだけが表に出ているように感じるけれど、草案では逮捕要件なども変わっている。憲法改正に反対しているわけではなく、改正するなら、野党も賛成してはじめて改正できるのではと訴えたい。戦争という負の歴史を繰り返してほしくない。国民の声を聞いてほしい。だから、おかしいと感じたことは、おかしいと言い続けたい」

 両親と暮らす自宅は、厚木基地から10キロほど離れたところにあり、轟音(ごうおん)がする中で生きてきた。

 軍用機のジェット化が進んだ1960年代から騒音問題が深刻化。76年から住民訴訟が始まり、昨年夏には東京高裁で自衛隊機の早朝・夜間の飛行差し止め判決が出たが、米軍機については何も変わらない。「突然、『ゴーッ』と始まって、家の窓ガラスがミシミシと揺れる。テレビの音もまともに聞こえない。ひどいときは2時間ほど続く。生まれたときからこの生活だけど、僕らの我慢は“当たり前のこと”じゃない。沖縄の基地問題についてもそう。安倍総理に言いたいことは、『国民のことを考えてほしい』ということ。夏の参院選で『審判を受けなさい』と思っています」



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