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16年度から横須賀市教委
基礎学力向上へ 35人学級小3まで拡充 

社会 神奈川新聞  2016年02月16日 11:55

横須賀市教委は2016年で実施していた「35人学級」を3年生まで拡充する =同市小川町の市立諏訪小
横須賀市教委は2016年で実施していた「35人学級」を3年生まで拡充する =同市小川町の市立諏訪小

 横須賀市教育委員会は2016年度から、市立小学校の1、2年生で完全実施している1学級35人以下の少人数教育を3年生まで拡充する。全国平均を下回った昨春の学習状況調査の結果などを踏まえ、丁寧な学習指導と児童のケアに努めることで、基礎学力の向上につなげる考えだ。当初予算案に人件費などの関連経費約4330万円を計上した。

 11年度から本格実施している「市学力向上推進プラン」の一環。吉田雄人市長は15日の会見で、「特に低学年の学力が全国平均より著しく低い。(国の法制化や県の加配がない)3年生に力を入れることで、学力向上に資すると思う」と述べた。

 市教委によると、16年度も現行の教職員数で対応した場合、市立小全46校のうち9校で3年生が1クラス36人以上の編成となる見通し。該当する学校に1人ずつ教員を加配することで、これを解消していく方針だ。

 市教委教育指導課は「(入学後、学校生活に適応しきれない児童がいる)1、2年生への対応に通じる部分もある。少人数学級にすることで、きめ細かい指導やケアが可能になる」としている。

 併せて、通常授業の副教員や放課後の補完学習を担う「学力向上サポートティーチャー」(約90人)の配置時間も、16年度には延べ2千時間程度増やす方針。地域のコミュニティーセンターなどで開く「土曜寺子屋教室」も、15年度の3カ所から10カ所へ拡充する。

 県教委によると、県内で教員を加配し政策的に3年生の「35人学級」を実施しているのは寒川町、厚木市、綾瀬市の3自治体。少子化の影響で結果的に1クラス35人以下に収まっているところも8市町村あるという。


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