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飼料用アミノ酸など2件
低CO2川崎ブランド2015大賞

経済 神奈川新聞  2016年02月14日 14:13

イオンで水質管理を行う宙冷却塔用銀イオンシステム
イオンで水質管理を行う宙冷却塔用銀イオンシステム

 川崎市は、二酸化炭素(CO2)を削減できる市内企業の優れた製品・技術を認定する「低CO2川崎ブランド2015」の大賞に味の素の飼料用アミノ酸「リジン」と、宙(そら)総合研究所(多摩区)の宙冷却塔用銀イオンシステムの2製品を選定した。

 同ブランドは、地球温暖化防止のためCO2排出抑制に貢献する市内の製品、技術、サービスを広く発信することで普及を促すのが目的。2009年度からスタートし、今年で7回目の認定となる。本年度は10件の製品・技術を認定し、その中から特に優れた2製品を大賞に選んだ。

 味の素の「リジン」は、川崎事業所(川崎区)内のバイオファイン研究所で研究・開発された製品。家畜の飼料で不足しやすい必須アミノ酸を補うことで、効率的に栄養が摂取できる。

 結果的に家畜の飼料の量と糞尿(ふんにょう)の量が減り、温室効果がCO2の310倍に相当するとされる糞尿由来の亜酸化窒素の削減に貢献できるという。同社は「今年で操業102年を迎える川崎工場は飼料用アミノ酸の最重要拠点。受賞を励みに食、アミノ酸の事業を通じて21世紀の人類の課題解決にさらに貢献したい」としている。

 三嶋和平社長ら研究員4人で運営する宙総合研究所が手掛けた宙冷却塔用銀イオンシステムは、工場やオフィスなどの空調・冷暖房設備で使われる冷却水の水質管理を通常の薬剤ではなく安全なイオンで行うシステム。

 冷却水のレジオネラ菌発生などを防ぎ、循環水の入れ替えを通常の50%に抑制できるため、水道水をつくる時に要する電力量が軽減されてCO2削減につながるという。同社は「節水以外にも薬剤を使わないため人にも無害。多くに利用いただくことで、未来に美しい環境を残していきたい」と話している。

 大賞を含め認定された企業は18日に、とどろきアリーナで開催される川崎国際環境技術展で表彰される。


◆大賞以外のブランド認定の会社と製品・技術は次の通り。

▽アクス=スラブ開口部スライド補強筋BOX「セルボン」
▽MDI=BLACK BOX超小型水熱源ヒートポンプ/チラー
▽佐野デザイン事務所=クッションサン・リーヴス
▽JFEスチール=自動車用熱延高強度鋼板「NANOハイテン」
▽東芝=C帯固体化MPレーダ
▽東芝=郵便区分機「TT210」
▽ユニオン産業「植物配合抗菌樹脂『UNI-PELE』」
▽和光産業=ワクスル・グリーンクリーニング 水研磨・資源循環型床ワックス管理


糞尿削減効果がある飼料用アミノ酸「リジン」
糞尿削減効果がある飼料用アミノ酸「リジン」

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