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木育ノススメ 地元材で職人手作り 小田原市が新生児に木のおもちゃ贈呈

社会 神奈川新聞  2016年02月10日 02:00

応募があった木のおもちゃに触れる多田館長(左)と加藤市長 =小田原市役所
応募があった木のおもちゃに触れる多田館長(左)と加藤市長 =小田原市役所

応募があった木のおもちゃに触れる多田館長(左)と加藤市長 =小田原市役所
応募があった木のおもちゃに触れる多田館長(左)と加藤市長 =小田原市役所

 小田原市は、地元の木材を子育てに生かす取り組みを充実させる。9日には暮らしの中に木材を取り入れ、その良さを学ぶ“木育事業”を展開する「東京おもちゃ美術館」(東京都新宿区)との協力宣言に調印。4月から、地元の木工職人が小田原の木材を使って製作したおもちゃを、新生児の誕生祝い品としてプレゼントする事業をスタートする。

 市は面積の約4割を森林が占めているが、少子高齢化や後継者不足、安価な外国材の流入で手入れが十分に行き届かず、間伐材も利用しきれていないという。その一方で、箱根を含む小田原地域は昔から技術力の高い木工職人が集まっており、現在でも小田原漆器や箱根寄木細工に代表されるように屈指の木製品の生産地として知られる。

 こうした状況を踏まえて市は子育てのほか、森林整備や地場産業の支援にも貢献できる木育事業をさらに充実させようと同美術館と協力。同美術館が全国の自治体や企業向けに実施している誕生祝い品事業などに新たに取り組む。

 プレゼントするおもちゃのアイデアは、市が昨年12月上旬から今年1月下旬まで募集。10の個人・事業者が、小田原城を模した積み木や車体がかまぼこ形の車、魚釣りゲームなど計14作品を応募した。今後市民による一般投票を経て、最も人気を集めた1作品を新生児に贈る。

 市役所で開かれた同美術館との調印式で、加藤憲一市長は「将来的には、店舗や公共施設などの木質化も進めたい」と意気込み、多田千尋館長は「小田原は木材と工芸の力がそろった木育に理想的な地域。この協力を機に、もっと拍車が掛かれば」と期待した。

 応募作品の一般投票は13日から順次、マロニエ子育てセンターなど市内4カ所で実施。また「木のおもちゃで遊ぼう!」と題した記念イベントを20日午前10時から、同市中里の西武小田原店で開催する。問い合わせは、市農政課電話0465(33)1491。


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