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花に魅せられ高尾山3千回 相模原の中村さん達成

話題 神奈川新聞  2016年01月30日 02:00

高尾山の3千回登山を達成した中村さん =相模原市緑区の自宅
高尾山の3千回登山を達成した中村さん =相模原市緑区の自宅

 現在は海外のガイドブックにも載り、世界的に有名な高尾山(東京都八王子市)の山歩きをライフワークとしている相模原市緑区在住の中村毅人(たけんど)さん(77)が今月、通算3千回登山を達成した。高尾山に咲く花に魅せられ、通い続けて16年。県内で3千回登った人は初めてという。

 身長158センチと小柄な中村さんは、アパレル会社のサラリーマン時代に「体格に関係なく楽しめる」と会社の山岳部に入部。それ以来、丹沢をはじめ日本アルプスなど登山を楽しんできた。

 高尾山に登り始めたのは、定年退職後の1999年10月。中腹にある高尾山薬王院では、1回登るごとに専用の手帳にスタンプを押印してもらうが、当初は21回で手帳が埋まる「満行」まで1冊目が1年、2冊目は半年というペースだった。

 しかし、約1600種類もの植物が自生していると言われる山野草の豊富さに魅せられ、初めは門外漢だったがカメラ片手に日参し、気付けば年間200日前後、通うようになっていた。「花々が『撮ってよ』と訴え掛けてくる。一番良い時を狙うには、通わないと撮れない」。こだわりの写真は評判を呼び、2006年から10年間、薬王院が発行した卓上カレンダーに使われた。

 午前6時に起床し、バスと電車を使い午前8時ごろから登り始める。陣馬山方面を含めると、登頂ルートは100以上あるといい、目にする植物は多種多様。1時間半あれば登れる道のりが、3時間以上掛かることもざらにある。

 中村さんが高尾山に通うもう一つの理由は、人との出会い。「技術屋のサラリーマンだった時代からは考えられないほど、いろいろな人と情報交換や交流することができる。茶屋での乾杯なんて最高だ」と顔をほころばせる。

 約15年間、年間200前後の山行を繰り返し、妻の和代さん(72)いわく「高尾山に3日間行かないと体調が悪くなる」というが、3千回登山を機に「これからは、高尾山のおもしろみをじっくり味わいたい。高尾山で見ることができなくなった、絶えてしまった花を探して回りたい」と話した。


中村さんの写真が使われた卓上カレンダーと愛用するカメラ
中村さんの写真が使われた卓上カレンダーと愛用するカメラ

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