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相模原に大型物流拠点 KDDI ヤマトと一体運用

経済 神奈川新聞  2016年01月29日 02:00

KDDI田中孝司社長(左)とヤマトホールディングスの山内雅喜社長=相模原市のKDDI東日本物流センター
KDDI田中孝司社長(左)とヤマトホールディングスの山内雅喜社長=相模原市のKDDI東日本物流センター

 KDDIは27日、大型物流集積施設・ロジポート橋本(相模原市)内に大型物流拠点「KDDI東日本物流センター」を開設、運用を開始し、センター内を報道陣に公開した。同センターは、ヤマトホールディングスの物流拠点・厚木ゲートウェイ(愛川町)と一体運用され、主要都市間の当日配送も可能になるという。

 同センターでは、ヤマトロジスティクスが提供するクラウド型ピッキングシステム「FRAPS(フラップス)」を導入。従来は紙の伝票をもとに作業員が手作業で当該の商品を選び出す方式だったが、同システムではデジタル管理されたコンテナが、ピッキングから検品、梱包(こんぽう)エリアまで自動で送られる。作業員の移動が不要で、作業効率が大幅に向上するという。

 同センターで取り扱うのは、携帯端末やアクセサリーなど。これらの商品はこれまで関東圏で47カ所に上る物流拠点から、それぞれのauショップに出荷されていたため非効率的だった。KDDIでは、センターへの集約によって本年度内に圏内の物流拠点を13カ所に縮小する予定。これによって一括した出荷が実現し、従来より作業が3割効率化。ショップ側も仕分けなどの負担が軽減される。

 KDDIの田中孝司社長は会見で「2012年の物流改革からの取り組みで、さまざまな商品を取り扱えるように進めてきた。厚木ゲートウェイを活用することで、日本中をカバーするネットワークを当社の物流につなぎ込める」と今後の事業でも連携していく方針を話した。またヤマトホールディングスの山内雅喜社長は「センターは物流の新しい姿。宅急便で培ったネットワークを生かし、物流が価値を生み出すものに進化させていく」と話した。

 同センターでは同社の携帯ユーザー向けショッピングサービス「au WALLET Market」の商品の取り扱いも検討している。温度管理が必要な商品などは厚木ゲートウェイとの一体運用をすすめ、将来的にどちらに在庫があっても対応できるようにしていく方針だという。


コンテナや段ボール箱が自動で送られる「FRAPS(フラップス)」=相模原市のKDDI東日本物流センター
コンテナや段ボール箱が自動で送られる「FRAPS(フラップス)」=相模原市のKDDI東日本物流センター

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