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プロレスで地域元気に 念願の道場オープン

話題 神奈川新聞  2016年01月20日 02:00

新設したリングで子どもたちの体験会を見守る田村選手(左)=麻生区栗平
新設したリングで子どもたちの体験会を見守る田村選手(左)=麻生区栗平

 


新設したリングで子どもたちの体験会を見守る田村選手(左)=麻生区栗平
新設したリングで子どもたちの体験会を見守る田村選手(左)=麻生区栗平

川崎市多摩区出身のプロレスラー田村和宏さん(35)が25日、念願だった道場を同市麻生区の小田急線栗平駅近くにオープンする。自らプロレス団体「HEAT-UP(ヒートアップ)」を主宰する田村さんは道場を団体のさらなる成長への礎にし、プロレスを通して地域を元気にしていく拠点にしたいと考えている。

 新品のリングのマットは自身のイメージカラーである赤色にした。「やはり練習も身の入り方が違いますね」。これまではジムなどで体をつくり、実戦練習はさまざまな施設を時間借りしてきた。「今は道場を持たない団体も多いが、やはり道場を持ってこそ、ですね」。口調は自然と弾む。

 ヒートアップは2013年の創設。田村さんを含め選手3人、練習生3人の小さな団体だ。かねて道場を持ちたいと模索を続けてきたが、話が全然進まなかった。そんな折、選手が通うウエートジム「タフフィットネス」の代表が話を聞きつけ、「うちのジムにリングを置いてもいいよ」と提案してくれた。

 「物件を回っても回っても駄目だったので、本当にありがたかった」。選手の育成はもちろん、夢は膨らむばかり。子どもから大人までを含めた年齢別、健康づくりや格闘技の基礎習得といった目的別に、さまざまなクラスを設けて、親しんでもらう。

 「プロレスは礼儀が欠かせないし、相手との信頼関係を築くスポーツでもある。マット運動で柔軟性、体力も身に付く。怖い、痛いというイメージではなく、プロレスを楽しみながら健康づくりに役立ててほしい」。その窓口、拠点として、道場がある。

 今年10月31日にはとどろきアリーナ(中原区)で大興行を打つ。これまで主催大会の最多動員は400人なのに対し、アリーナは最大6500人収容だ。「生きるか死ぬかの賭けです」。現時点で相手は未定ながら、誰もが知っているビッグネームも呼ぶ予定だ。

 拠点となる道場を追い風に、一世一代の大イベントに挑む。「自分は本気で、プロレスで川崎を元気にしたいと思っている。この団体をつくった答えが今年出るのだと思って頑張りたい」。身長160センチ。プロレス入門を履歴書で断られ続けた小兵レスラーが、大きな夢に手をかけている。


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