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YSCC「勝って存在感を」 最下位脱出へ体づくり

スポーツ 神奈川新聞  2016年01月16日 14:51

4シーズンぶりに古巣に復帰した辻(左手前)=横浜市中区のYC&ACグラウンド
4シーズンぶりに古巣に復帰した辻(左手前)=横浜市中区のYC&ACグラウンド

 昨季までJ3で2年連続最下位のYSCCは15日、横浜市中区のYC&ACグラウンドで今季初の全体練習を行い、新シーズンへ始動した。

 新監督が未定のため高田コーチが音頭を取り、約2時間ボール回しなどで汗を流した。同コーチは「監督が決まっていない状況で、やるべきことは体づくりと技術のレベルアップ」と語った。

 プロ契約する選手は数人で残りは無給。多くが午前中に練習した後、アルバイトなどで生活費を稼いでいる。昨季は主将を務めたMF吉田は「理想はいいサッカーをして勝つことだが、まずは勝たなければ未来はない。勝ってチームを知っていただく」と意気込んだ。


複数候補と交渉中

 YSCCのチーム初練習に指揮官の姿はなかった。昨季限りで有馬監督が退任し、クラブは複数人の後任候補者と交渉を進めているものの、決定には至っていないという。

 クラブ関係者は「2月7日の練習試合では新監督に指揮を執ってもらい、(3月の開幕に向け)戦術練習にも入りたい」と見解を示した。


辻、フル回転誓う4季ぶり古巣復帰

 頼れるエース辻正男が4季ぶりに帰ってきた。監督不在という異例の始動になった中でも、「YSにはいい思い出がたくさん詰まっている」と語る28歳のFWが、チームのムードを明るくしている。

 法政二高-法大を経て2009年にYSCC入り。日本フットボールリーグ昇格後、新人王、得点王、ベストイレブンを獲得し、12年オフに当時J2の鳥取へとステップアップした。

 だが、憧れの舞台で過ごした鳥取と金沢では、右膝前十字靱帯損傷など負傷が続いた。計3シーズンでJ2が24試合1得点、J3は10試合4得点。それでも「大事なことは結果じゃない。いい出会いがいっぱいあった」と苦しんだ分、一回り大きくなって古巣に戻ってきた。

 移籍後も毎年、初蹴り行事は参加。律義な性格の持ち主は「YSが苦しんでいることは気がかりだった」という。

 昨季、チームはリーグ戦36試合で最少24得点。浮上のキーマンは「当然ゴールは目指していく。でも、こだわりすぎず、攻撃の崩しでも貢献したい」とフル回転を誓った。


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