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日本画の傑作紹介、きょうから そごう美術館

カルチャー 神奈川新聞  2016年01月16日 11:40

菱田春草など日本画の名品が並ぶ「日本画の革新者たち展」会場=そごう美術館
菱田春草など日本画の名品が並ぶ「日本画の革新者たち展」会場=そごう美術館

 福井県立美術館(福井市)が所蔵する日本画の名品を紹介する「日本画の革新者たち展」が、横浜駅東口のそごう美術館で16日から始まる。15日には美術関係者と報道向けの内覧会が行われ、江戸時代初期から戦後まで、時代を超えて日本画の魅力を伝える約60点が披露された。

 特別出品として、菱田春草の「落葉」を展示。落ち葉が積もった林の静けさを表現したびょうぶで、近代日本画の傑作といわれる。吸い込まれるような奥行き感が特徴的だ。

 腎臓病からくる眼病のため療養中だった春草が、毎朝子どもたちと散歩した東京・代々木の林の情景を描いた。一度は視力を失っており「再び見えるようになったことや生きていることへのありがたさを感じながら描いたのではないか」とそごう美術館の石間戸智恵学芸員は話す。

 他に、福井で約20年を過ごした江戸時代初期の絵師・岩佐又兵衛の技量豊かな作品や、戦後間もない1956年、画材に事欠きながら、幾重にも張り巡らされた網を幅約9メートルという型破りの大きさでエネルギッシュに描いた横山操の「網」(2月1日まで展示)など、多様な作品が並ぶ。多くの画家たちが新しい表現に挑み続けた歩みをたどることができる。

 2月16日まで。2月2日から展示替え。一般千円、高校・大学生800円。神奈川新聞社などの主催。問い合わせは、同館電話045(465)5515。


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