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リニア工事、不安の声 川崎で県内初の住民説明会

政治行政 神奈川新聞  2017年01月15日 02:00

試験走行するリニア=2013年8月、山梨県都留市(共同)
試験走行するリニア=2013年8月、山梨県都留市(共同)

 JR東海は14日、リニア中央新幹線計画で川崎市麻生区に建設する「東百合丘非常口」の工事に向けた住民説明会を市立長沢小学校(同区)で開いた。2月ごろに準備工事が着工し、2020年に完成予定。

 同社は昨年11月、大林組などの共同企業体(JV)と工事契約した。県内でリニア工事の契約が完了しているのは同非常口のみで、工事に関する具体的な説明会も県内では初めて。同社はリニア運行中の事故や火災に備え、同市5カ所、相模原市4カ所をはじめ全48カ所に非常口を設ける計画だ。

 東百合丘非常口は田園調布学園大(同区)近くの敷地内に建設し、直径約36メートル、深さ約100メートルで、避難用のエレベーターや階段、換気口などを設ける。敷地内には設備棟2棟と資材置き場も整備する予定。


 説明会には周辺住民ら約120人が参加し、施工手順や工事工程、環境保全措置などが示された。工事用車両の1日平均台数や搬入出ルートなどの運行計画と安全対策、発生土の運搬計画も説明。工事による周辺家屋への影響を確認するため、事前と事後に亀裂の有無なども調査するとした。

 会場からは「大きな工事で、どこまで影響が出るか分からない。家屋調査の対象範囲を広げてほしい」「トンネルを含めると長期間の工事になり、大気汚染や安全対策が不安。住民の声を踏まえた地域協定を結んでほしい」との意見が挙がった。工事説明会は18日にも午後6時から同校で開かれる。



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