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再開発誘導や回遊性向上も
川崎駅周辺活性化へ 10年ぶり計画を改定

政治行政 神奈川新聞  2016年01月14日 10:04

川崎駅周辺の地図
川崎駅周辺の地図

 川崎市は川崎駅周辺総合整備計画を10年ぶりに改定し、2016年度以降のまちづくり方針をまとめた。さいか屋跡地など駅前開発を誘導して都市機能を拡充し、駅東西の回遊性を高めてにぎわいを創出。安心して来訪できるよう客引き行為の防止や自転車対策も進めるほか、外国人向けに多言語案内表示も増やし、市の玄関口にふさわしい活力ある都市空間を目指す。

 駅周辺はラゾーナ川崎が開業した西口に比べ、古くからの繁華街だった東口はさいか屋が閉店するなど地盤沈下が課題になっている。改定案は東日本大震災後の防災強化や近接する羽田空港国際化、2020年東京五輪開催決定などの変化を踏まえて見直した。

 16年度から10年間で進める基本施策を9分野に分け、ハード、ソフト両面の具体の取り組みを挙げた。

 再開発では民間の駅前開発を誘導し、商業、業務、宿泊など都市機能集積を目指す。さいか屋跡地を含む東口駅前A地区のほか、モアーズを含むB地区、西口の大宮町A-2街区、京急川崎駅周辺などを挙げ、東口に多い老朽化ビルのリノベーションも促進する。

 駅東西の回遊性も高める。東西自由通路の混雑緩和のため、17年度に北口自由通路・北改札を供用開始するほか、地元要望が多い南口改札は大宮町A-2街区などの開発機会を捉えて必要性を検討していくこととした。

 自転車を含む交通環境の改善も図る。市役所通りで実施済みの自転車通行帯を新川通りでも導入。観光客の来訪を期待する地元の要望が強い大型観光バス乗降場は、小川町駐輪場の整備に合わせて検討する。

 市は現行計画で東口駅前広場の再編やバリアフリー化などのハード整備を進めてきたが、改定案では来訪者や住民の安全・安心につながるソフト面での取り組みを重視。飲食店などの客引き行為を条例で防止するほか、路上違反広告物の撤去指導、防犯カメラ設置支援などを行う。

 20年東京五輪パラリンピックに向けては、高齢者や障害者、子育て世代、外国人など誰もが利用しやすいようユニバーサルデザインに配慮したまちづくりも推進。バリアフリーや多言語による案内サインの設置促進を図る。

 改定案は1月下旬からパブリックコメントを実施し、市民意見を募集した後に3月末までに成案にする。


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