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大仏さん、しばし別れ 13日から“健康診断”

話題 神奈川新聞  2016年01月12日 02:00

工事期間中の安全を祈願して行われた法要=鎌倉市の高徳院
工事期間中の安全を祈願して行われた法要=鎌倉市の高徳院

 国宝の鎌倉大仏(阿弥陀(あみだ)如来坐像)で知られる高徳院(鎌倉市長谷)で11日、約半世紀ぶりとなる大仏像の保存修理工事を前にした法要が行われた。工期は13日から3月10日までの約2カ月間。周囲に足場やカバーが組まれるため、大仏像は外部から見えなくなり内部も拝観できなくなる。

 1959年から行われた「昭和の大修理」以来で、高徳院は「50年に一度の健康診断」と説明。総事業費は約6500万円で、国庫補助事業として取り組む。

 亀裂・さびなどの損傷状態を確認した上で、深刻な劣化につながりかねないさびをエックス線照射で特定。超音波メスでさびを除去したり高圧放水で汚れを落としたりする。昭和30年代に施された免震装置の機能に異常がないかも調べる。

 着工前の法要は大仏像の前で実施。多くの観光客が見守る中、工事関係者が参列し、読経などで工事の安全を祈願した。

 工事を請け負う東京文化財研究所保存修復科学センターの森井順之主任研究員は「人間と同じで健康診断で異常が見つかれば、当然対処が必要。得られたデータを基に、抜本的な対策が必要ならば手法も含めて議論していきたい」とした。

 鎌倉大仏は台座を含めた高さは13・35メートル。1238年に木造で着工されたが、大風で倒壊したため52年に青銅で現在の像が鋳造された。


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