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自宅をカフェに改装 地域の交流拠点に

経済 神奈川新聞  2016年01月11日 02:00

店主の五味さん(中央)とスタッフの杉野さん(左)、荒木さん=横浜市旭区
店主の五味さん(中央)とスタッフの杉野さん(左)、荒木さん=横浜市旭区

 自宅をカフェに改装した横浜市旭区の「カフェ ハートフル・ポート」が地域の交流拠点として人気だ。店主は「ぬくもりを大事にした縁側のような場所、家族的な温かな関わりができる場所をつくっていきたい」と話す。今月下旬に市内で開かれる地域の課題解決に関するフォーラムで、事例の一つとして紹介される。

 開店のきっかけは、店主の五味真紀さん(53)が同居していた義母を2011年6月に亡くしたことだった。義母は60年近くこの地で生活していたが、晩年は体調を崩し、地域の人との交流はほとんどなくなってしまったという。

 子育ても一段落し、次の人生設計を描いていた五味さんは「いろいろな人が関われる居心地のいい空間をつくりたい」と考え、義母の住んでいた2世帯住宅の1階を改装し、14年6月にカフェを開いた。

 親しい地元の友人4人がスタッフに加わりスタート。五味さんはPTAや町内会の活動に携わっていたこともあり、気軽に会話や食事ができる場所として人気を集め、週4日の営業で開店1年間で延べ3千人が利用した。ランチも好評。料理に腕を振るう杉野佳代子さん(44)は「食材のロスを少なくし、うま味調味料は使わない」と、こだわりの食事を提供する。

 「異世代の人が交わる場になれば」との店主の思いもあり、ミニコンサートやテーマを決めて語り合う会も開く。手伝う荒木伸子さん(54)は「自分でも何かできるという可能性を感じられる場所」と笑顔を見せる。

 五味さんは「認知症の方の利用もあり、アットホームな空間ながら社会的役割を担っているとも感じている」と話し、「空き家などを生かし、このような拠点が少しでも増えていけば」と期待を口にする。

 今月は12日から営業。水曜を除く平日の午前10時~午後5時。問い合わせは、同店電話045(777)8159。

 同店ほか6団体の活動を紹介した「つながりのまちづくりフォーラム」は27日、神奈川区のかなっくホールで開かれる。市市民活動支援センターなど主催。参加無料、事前申込制(先着順)。問い合わせは、同センター電話045(223)2666。


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