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地下道にサクラ咲く 児童らが壁画にちぎり絵

話題 神奈川新聞  2015年12月26日 02:00

壁面装飾作品を掲示した衣笠小の6年生児童=衣笠十字路地下道
壁面装飾作品を掲示した衣笠小の6年生児童=衣笠十字路地下道

 横須賀市立衣笠小学校(同市小矢部、佐藤みどり校長)の6年生が25日、地元の衣笠十字路地下道の壁面に、ちぎり絵などでつくった装飾作品を展示した。地域のシンボル、桜をモチーフとした色鮮やかな作品が薄暗く殺風景な通路を明るく変え、通行人らの目を引いている。

 同小6年1組の児童33人が畳大の作品2点を制作。桜の名所の衣笠山にちなみ、ピンク色の画用紙を切り張りして1本の大木を表現したり、子どもの目線で地域の名産や自然環境などの魅力をまとめたりした。

 児童らは「地域とともに生きる」をテーマにした本年度の総合的な学習の一環として衣笠地区を調査。その活動が町内会や商店街関係者らでつくる「衣笠地域運営協議会」の目に留まり、地下道の壁面装飾事業につながった。

 県横須賀土木事務所によると、同地下道は1972年、十字路とクロスする形でX状に整備された。通路の総延長は約116メートル。老朽化が目立ち、地域住民からは通路内の暗さや臭気などを指摘する声もある。交通量の多い道路の下を往来できるが、防犯上の理由で同小も通学路から外していた。

 この日はクラス全員で地下道を訪れ、タイル張りの地味な壁面に力作を張り付けた。男児(12)は「ちょっと怖くて暗かった地下道がこれから変わると思う。作品を見て、地域の人がもっと衣笠を好きになってくれれば」と話していた。

 来年3月末まで展示予定。同協議会によると、今後は地元の高校生らも壁面装飾事業に協力するという。衣笠地区連合町内会の島崎竹司会長(72)は「衣笠の桜のイメージがよく出ていて、地下道に花が咲いたように暖かくなった」と感謝していた。


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