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「寺子屋」で地域交流を 川崎、普及へフォーラム

社会 神奈川新聞  2015年12月24日 02:00

こま作りなどの体験活動が紹介されたフォーラ=市立上丸子小学校
こま作りなどの体験活動が紹介されたフォーラ=市立上丸子小学校

 川崎市教育委員会の「地域の寺子屋」事業を推進するためのフォーラムが23日、同市中原区の市立上丸子小学校で開かれ、教育関係者や市民ら約180人が活動の可能性などを考えた。地域の寺子屋事業はシニア世代や企業など地域の人材の知識や経験を子どもたちに学んでもらおうというもの。

 週1回、放課後に元教員や地域住民らが「寺子屋先生」として子どもたちの宿題やプリント学習などの学習支援を行う。企業や大学も参加し、体験活動や世代間交流のプログラムも月1回実施。昨年度に始まり市内で13カ所で展開されている。

 フォーラムでは、同小学校で行われている体験活動を披露したほか、実施3団体の報告やパネル討論が行われた。体験活動では、子どもらが地元の中小企業の社員の手ほどきで、金属の端材などを使ってロボットのおもちゃを組み立てたり、額絵を描いたりしていた。パソコンで描いた車などを3Dプリンターで出力しキーホルダーを作って「描いた通りにできた」と笑顔をみせていた。

 市地域教育会議推進協議会の米田信一会長、放課後NPOアフタースクールの平岩国泰代表、俳優で多摩川クラブ代表の中本賢さんらが課題や将来について討論。「放課後などにやりたいことを子どもに聞いたら、サッカー、ドッジボールが多かった。でも4人に1人は『友達と』『みんなで』と答えていて、実はこれが1番だった」「先生をやる人も面白がってやる。それが地域をつくることにつながる」などと話し、活動の広がりに向け思いを新たにしていた。


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