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日本のスゲ大集合 県地球博、269種

社会 神奈川新聞  2015年12月20日 02:00

日本のスゲ属の標本をすべてそろえた企画展=県立生命の星・地球博物館
日本のスゲ属の標本をすべてそろえた企画展=県立生命の星・地球博物館

 高山の岩場から海岸、湿原まで、さまざまな環境で生育するスゲをテーマにした企画展「日本のスゲ勢ぞろい~撮って集めた269種!」が19日、小田原市入生田の県立生命の星・地球博物館で始まった。来年2月28日まで。

 すげがさの材料として使われるカサスゲをはじめ、スゲ属植物は世界中で約2千種が知られ、植物の中では最も大きなグループ。日本で分布している269種の標本を全種そろえたほか、スゲ研究に関する資料も展示している。

 近隣のものでは、富士箱根地域などに多く、髪の毛のように細い葉が特徴のハコネイトスゲ、県内では1950年代に採集されてから記録がないタチスゲなどを紹介。開発や河川改修などで絶滅が危惧されている種や、スゲ研究の第一人者で同博物館の勝山輝男学芸部長が発見した新種も展示しているほか、生きたスゲを間近で見られるコーナーもある。

 大西亘学芸員は「あまり知られていない植物だが、スゲを通じて日本の自然環境を考えるきっかけにしてほしい」と話している。

 入場無料。午前9時から午後4時半(入館は同4時)まで。年内は21、24、28~31日休館。年始は1月5日まで休館。同30日には勝山氏による講演が行われる。問い合わせは、同博物館電話0465(21)1515。


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