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笑顔咲く!横浜女性農業者vol.5 石川政子さん 横浜市緑区
マルチにこなす技と女性の目線を生かした接客

神奈川新聞  2015年12月17日 01:00


 街と農地が混在する大都市横浜。横浜市民が、いつでも旬の農産物を味わえるのは農業者がいてこそ。その中でも横浜の農業を支えている女性農業者を紹介します。笑顔が輝く女性農業者をJA横浜のトップが訪ねました。


石川政子 いしかわまさこ さん(55)実家が営む河原園芸で22年、花の生産から販売に携わる。温室6棟などで、シクラメンやパンジー、ビオラのほか、30アールで浜なしなどの果実も生産。気が遠くなるほどの地道な作業一つ一つに愛情を込めていく。各種イベントでの出店販売も行っている。
石川政子 いしかわまさこ さん(55)
実家が営む河原園芸で22年、花の生産から販売に携わる。温室6棟などで、シクラメンやパンジー、ビオラのほか、30アールで浜なしなどの果実も生産。気が遠くなるほどの地道な作業一つ一つに愛情を込めていく。各種イベントでの出店販売も行っている。

 ガラス温室を埋め尽くすシクラメンは圧巻。緑の葉に映える、赤、ピンク、紫、白のシクラメンが虹をつくるように整然と並んでいます。

 実家が営む「河原園芸」で花の生産や販売をし、家業を支えているのは石川政子さん。子どもの幼稚園入園を機に、両親の仕事を手伝うようになり、主軸として活躍しています。小さな鉢をいくつも並べ土を詰める手作業や、花の切り戻し、花畑を何往復もする水やりなど、マルチにこなすのはベテランのなせる業。力仕事から接客まで丁寧にこなします。

 「うちの花は長く持つので、遠くから買いにきてくれる人もいます。長持ちで来店回数が減っちゃうけれど」と、悪戯っぽく笑います。丈夫な花の秘密は、畜産農家から届く牛糞などを活用し、「自然なもので安全、安心を心掛けているところです」。

 重労働もあるからこそ、「お客さんと話しているときが楽しい」。園芸初心者には、育てながら味わえるガーデンレタスをすすめることも。「女性はお得なものが好き。お弁当のおかずにも使え、育てた喜びが倍になるから、二度おいしいでしょう」と母親目線を生かして接客にあたります。

 要望に応じて、オーダーメイドの寄せ植えをつくるのも政子さんの仕事。お客さんの服装や会話から好みを探るのだとか。人気が口コミで広がり、大きな鉢にアジサイやギボウシを植えつけ、マンションの玄関を明るく彩る仕事を任されたことも。「愛情をかけた分、きれいに咲いた花を寄せ植えにしているときが一番幸せ」と政子さん。

 「将来は、花に囲まれた直売所で寄せ植えの教室を開くことも考えているんですよ」。

 就農22年のベテランも、まだまだチャレンジの途中です。


JA横浜 石川久義 代表理事組合長の 

~訪問記~


シクラメンの出来について語らうJA横浜の石川久義代表理事組合長(右)
シクラメンの出来について語らうJA横浜の石川久義代表理事組合長(右)

 わが子のように、愛情を持って花を育てる様子が印象的でした。温室などに並んだすてきな花々は、これまで培ってきた技術のたまもの。特に、手塩に掛けて育てたシクラメンはすばらしく、1年間の成果が色鮮やかな形で実を結んでいました。



企画・制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局


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