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観光客700万人へ 小田原の観光ビジョン案

話題 神奈川新聞  2015年12月15日 12:25

毎年20万人ほどの観光客が訪れる小田原北條五代祭り =今年5月、小田原市内(同市提供)
毎年20万人ほどの観光客が訪れる小田原北條五代祭り =今年5月、小田原市内(同市提供)

 小田原市は、観光振興の方向性や目標を示した初の「観光戦略ビジョン(仮称)」の骨子案をまとめた。現在約450万人の年間入り込み観光客数を、ビジョン最終年の2022年までに700万人に増やす目標を明示。小田原城の魅力向上や訪日外国人旅行者の誘致などの施策に重点を置く。

 同ビジョンは、第5次総合計画「おだわらTRYプラン」(11~22年度)のもとで計画的な観光振興を進めるための指針として策定される。民間事業者を含む有識者組織で検討してきた。来年2月から市民意見を募集し、3月末までに策定する予定だ。

 市によると、14年の入り込み観光客数は451万人。飲食や土産物購入などの観光消費総額は137億円で、1人当たり3033円。観光客数を22年に700万人、将来的には29年に1千万人到達を目指す。観光消費総額は、日帰り観光客を誘致するとともにその消費単価を上げることで22年に280億円とする目標を掲げている。

 骨子案では小田原について、戦国時代に関東の政治の中心、江戸時代には東海道有数の宿場町、明治期以降は箱根観光の起点として果たした機能を紹介している。

 また、宿泊施設や、外国人観光客の受け入れ環境の整備、観光地としての情報発信などの課題を列挙。これまでに小田原を訪れている既存観光客のリピーター化を図るとともに、新規観光客の開拓も進める。

 観光資源として、かまぼこや寄せ木細工のほか、北条五代、風魔忍者など城下町・小田原独自の産業や歴史・文化を生かす計画だ。内容によって、台湾からの団体旅行客や国内の30代旅行客など、優先ターゲットを絞った施策も進める。

 市経済部は「観光に特化したビジョンを策定するのは初めて。民間事業者と協議した結果、目標を大きく掲げて具体的な施策に取り組むことにした」と話している。


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