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「がん」への理解深めて 県が独自教材使いモデル授業

社会 神奈川新聞  2015年12月11日 15:28

がんの予防や早期発見の大切さを学んだモデル授業=大和市立光丘中学校
がんの予防や早期発見の大切さを学んだモデル授業=大和市立光丘中学校

 がんについて理解を深めてもらおうという「がん教育」のモデル授業が県内の公立中学校で実施されている。県が独自に作成した教材を使い、生徒は予防や早期発見の大切さを学んでいる。

 10日は大和市立光丘中学校で「保健体育」のこまを使って行われた。3年生約40人は教材を使って喫煙や飲酒、塩分の取りすぎ、運動不足などが発症に関係し、健康的な生活習慣が予防につながることを学習。定期的にがん検診を受けるなどして早期発見できれば9割が治ることも学んだ。

 それらを踏まえ、自分にできることや家族に伝えたいことをグループに分かれて話し合った。生徒は「車に頼りすぎず、散歩も有効」「自分の好きな物だけでなく、バランスの良い食事が大切」「両親がお酒を飲み過ぎていたら注意してあげたい」などと発表し、寺尾理美教諭は「日々の生活に予防につながることがある。健康な生活をしてほしい」と呼び掛けた。

 授業を受けた3年の田島優綺乃さん(15)は「多くの人ががんにかかっていることを知って心配になったけど、学んだことをやりたい。親に検診を勧めようと思う」と話していた。

 国は、学習指導要領にがん教育を位置付ける方針という。県はそれに向けて独自に教材を作成し、本年度は公立中学校10校でモデル授業が行われる予定だ。県保健体育課は「教員らの理解を得て、授業を実施する学校を増やしたい。授業を通して健康や命の大切さを学ぶきっかけにしてほしい」と期待している。


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