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カルピスが「初恋」寄贈 岡本太郎氏の壁画

話題 神奈川新聞  2015年12月10日 03:00

カルピスから相模原市に寄贈された岡本太郎氏作の「初恋」
カルピスから相模原市に寄贈された岡本太郎氏作の「初恋」

 飲料メーカーのカルピス(本社・東京都渋谷区)が保有していた、日本を代表する現代美術家・岡本太郎氏の壁画「初恋」が、相模原市に寄贈された。市内に同社工場が建設されたことにちなみ作られた作品で、市は来年から一般公開する予定。

 同社の有名なキャッチフレーズ「初恋の味」を思わせるタイトルの壁画「初恋」は、市の企業誘致第1号となった同社相模工場(同市中央区淵野辺)の建設を記念し、同社創業者の三島海雲氏が親交のあった岡本氏に制作を依頼。工場と同じ1961年に完成した。

 縦240センチ、横444・5センチのタイルのモザイク画で、創業当初から工場内のPR棟に屋内展示され、仕事や工場見学で訪れる市民らに長年親しまれてきた。PR棟が取り壊された2011年から公開を取りやめていたが、今後も広く市民に親しんでもらいたいと、同社が寄贈を決めた。

 市は専門業者に依頼し洗浄や修復を行った後、来年2月ごろに相模女子大学グリーンホール(同市南区)の大ホールロビーに設置する予定。「市ゆかりの作品だが、これまで忘れられかけた存在となっていた。できるだけ多くの市民の目に触れる形で展示したい。新しい市のシンボルになるのではないか」と期待している。

 同ホールは有料コンサートなどで使用するが、市は日程を決めて一般公開を計画している。


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