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のらぼう菜普及へマイスターに認定

話題 神奈川新聞  2015年12月05日 12:09

地域特産物マイスターに認定された高橋孝次さん
地域特産物マイスターに認定された高橋孝次さん

 川崎市多摩区の菅のらぼう保存会会長の高橋孝次さん(83)が地域特産物の栽培、加工で卓越した技術を持ち産地育成のリーダーとなる「地域特産物マイスター」に認定された。日本特産農産物協会が選ぶもので、県内では2人目。

 2月中旬から4月に採れるアブラナ科の野菜で、菅地区の郷土野菜の「のらぼう菜」の栽培で評価された。冬場の貴重な食料として重宝され、江戸時代の「天明・天保の大飢饉」を救ったという伝説まで残る。

 しかし近年の都市化で、同地区でも自家消費用野菜として細々と栽培されるにとどまっていた。高橋さんは20年ほど前に種の採り方を工夫し、「郷土の味」を知ってもらおうと2001年に農家21軒で同保存会を結成し普及に努めた。直売所などで味が評判を呼び、人気商品となっているという。

 高橋さんは「のらぼう菜は、県や市のブランドにも認定されている。今後もより広い地域で作られるよう指導していきたい」と話している。

 マイスターは本年度24人が認定され、全国で245人となった。県内では山北町の足柄茶生産の石渡哲也さん(54)に続き2人目。


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