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起業アイデアで町おこし 模索続ける真鶴町の若者

経済 神奈川新聞  2015年12月04日 03:00

真鶴町で11月下旬に開かれた「スタートアップウィークエンド」(実行委員会提供)
真鶴町で11月下旬に開かれた「スタートアップウィークエンド」(実行委員会提供)

 真鶴町の地域活性化につなげようと地元の若者たちが中心となり、起業家の輩出を目指す世界的イベント「スタートアップウィークエンド」を11月下旬に町内で開いた。今回で3回目。参加者数の伸び悩みといった課題を抱えるが「起業体験イベントに参加できる町」としての魅力をさらに発信しようと、今後の開催に向けプレイベントを検討するなど模索を続ける。

 同イベントは米国で生まれ、国内外700以上の都市での開催実績を持つ。週末の3日間に行われ、初対面の状態からチームを組み、起業に向けたアイデアを競う。

 町内では、個人事業主ら地元住民が中心となり実行委員会を組織し、2014年6月に第1回を開催した。少子高齢化や人口減少といった課題に直面する中、集客や町内での起業を通した雇用創出につなげるのが狙いだ。

 過去の開催では、企画したアイデアではないものの複数の参加者が町外で起業するといった効果があった。3回目となった今回は、外国人観光客の誘客を念頭に乾物づくりなど町内外の体験行事を紹介するウェブサービス事業などが提案された。これらは現在、事業化に向けた試行が重ねられている。

 一方で、参加者の伸び悩みという課題も抱える。ホームページを中心とした募集を続けるが、初回に約20人を集めて以降、連続で10人を切り、定員割れが続く。

 実行委員長の柴山高幸さん(34)は原因の一つに周知不足を挙げ「説明会のような形で概要を伝えるプレイベントを開くなど対策を検討していきたい」と話す。都内などでも同名のイベントが開かれており、差別化を図るため、海など真鶴の観光資源を積極的に生かした展開も考える。

 真鶴育ちの柴山さんは大学卒業後に町を離れ、都内のIT企業に勤めた。30歳を過ぎて町に戻ってきたが、町のにぎわいの薄れを感じた。イベント開催においては幼少期の町の活気を取り戻したいという思いが原動力となっている。「継続開催し、町外から人を呼び込む催しに発展させたい」


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