米軍による東日本大震災の被災地支援活動(トモダチ作戦)で生じた低レベルの放射性廃棄物について、一部を保管していた米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)からすべてが処分されたことが2日、明らかになった。
大和市が同日開かれた市議会基地対策特別委員会で報告した。外務省が11月、大和、綾瀬両市に伝えていた。
廃棄物は、作戦に参加した航空機や艦艇を拭いた布など。市によると、これらを収容していたとみられる
▽200リットルのドラム缶228個
▽木製パレット2個
▽コンテナ1個
▽段ボール2個
▽木箱1個
-が処分された。
東京電力の関連業者が6月、同基地から搬出したという。人体や環境に影響する放射線量は検出されていなかった。
廃棄物は、六つの米軍基地に保管されていた。横須賀基地でも一部が処分されている。