
外国人観光客を丹沢に誘致しようと、1泊2日の県のモニターツアーがこのほど、秦野市内で行われた。米国、英国、豪州など5カ国14人が参加し、名所旧跡などを回った。
コースは都内在住17年で真鶴町に別荘がある米国人ジャーナリスト、アリス・ゴーデンカーさんが選定した。これまで真鶴や大山でも同様の日帰りツアーを実施。来年2月にはJR御殿場線沿線の酒蔵めぐりも予定している。
今回の丹沢ツアーは、寺社や湧水めぐり、そば打ちなどを体験。秦野市蓑毛の古民家「緑水庵」では地元の祭りも見学した。滞日1年半というドイツ人教師のライナー・ビューターさんは「富士山や水辺の美しい風景に感動した」と話した。
ゴーデンカーさんは「自然と文化が豊かな県西部は、地元の人が考えている以上に大きな魅力がある。東京から1時間という近さも武器になる」と話していた。