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都内に新物流センター ヨコレイ、収容能力向上へ

経済 神奈川新聞  2015年12月01日 03:00

 冷蔵倉庫や食品販売事業を手掛けるヨコレイ(横浜市西区)は、森永乳業(東京都港区)が所有する東京都内の土地2カ所を年内にも取得する。物流センターを新設するなどして、同社の収容能力向上につなげる。

 取得するのは、ともに東京都大田区にある京浜島(1万900平方メートル)と平和島(3003平方メートル)の土地。京浜島の土地には2万1千トン規模の最新鋭の物流センターを建設する計画で、来春に着工し、完成は2017年秋を目指している。建設予定地は、東京港や羽田空港に近接した国内最大の貨物集積地。同社は「来るべきフリートレード時代を見据えた戦略的な拠点となる」としている。

 また、取得する平和島の土地で冷蔵倉庫(収容能力8875トン)を所有・運営している森永乳業の子会社「パックス冷蔵」(東京都大田区)の全株式を取得し、子会社化する。パックス冷蔵は森永乳業の製品を中心に取り扱っている1971年創業の冷蔵倉庫会社。平和島の土地は小規模だが、ヨコレイの京浜地区で稼働するほかの6センターとの連携基地としての相乗効果に期待するという。

 一連の投資額は90億~100億円となる見込み。同社は昨秋、第5次中期経営計画(2015年9月期~17年9月期)を策定。「一層の質の向上を図り安定的で着実な成長を目指す」としており、「社の成長戦略において、冷蔵倉庫の新設と拡充は必須」(同社)。京浜島の新センターの建設により、同社の収容能力は国内外で計96~97万トンとなり、100万トンの大台が視野に入ってくる。

 冷蔵倉庫は拠点が全国に分散傾向にあり都内は不足気味といい、吉川俊雄社長はこのほど開いたマスコミ向け決算説明会で「都内の冷蔵倉庫事業は今後重要性を増す。大きい投資額だが、このチャンスを逃してはならないということで進出を決めた」と話した。


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