1. ホーム
  2. 社会
  3. 長期休業影響どこまで 老朽化の横浜アリーナ、1月から改修

長期休業影響どこまで 老朽化の横浜アリーナ、1月から改修

社会 神奈川新聞  2015年11月28日 12:00

来年1月から半年間の改修休業に入る横浜アリーナ=横浜市港北区
来年1月から半年間の改修休業に入る横浜アリーナ=横浜市港北区

 首都圏有数の規模を誇る多目的イベントホール・横浜アリーナ(横浜市港北区)が来年1月から半年間、改修に伴い休業する。工事は既に一部始まっており、来年1月11日の成人式の終了後、開業以来初の大規模改修に入る。集客力が高く、地元への経済波及効果も大きいだけに、休業による影響は必至。早くもリニューアルオープンを切望する声が上がっている。

 横浜アリーナは1989年4月に開業した。最大収容人数は1万7千人。コンサートやイベントのほか、1月は全国最大規模の成人式の会場となっている。

 担当者によると大規模改修は2~3年前から計画されていた。2014年は、会場設営も含め約300日が稼働したが、開業から四半世紀が経過。経年劣化も進むことから照明、空調設備の更新やロビー、トイレなどの改修に着手する。休業期間は、来年1月12日から6月末の予定だ。

 首都圏では20年の東京五輪を見据えた施設の改修が進む。16年はさいたまスーパーアリーナも改修に伴い一時休館するなど、コンサートなどの会場が不足する「2016年問題」が指摘されている。横浜アリーナの改修は五輪開催地決定以前から計画されていたが、時期が重なってしまったという。

 「音響も良いし、どの座席からも見やすくて好き。再オープンが楽しみ」。11月末、ロックバンドのライブで訪れた千葉県の女性会社員(33)は話す。人気アーティストのコンサートが開かれる日は首都圏のみならず地方からも大勢のファンが訪れ、エリア一帯がにぎわう。周辺の施設や飲食店からは早くも、1月以降の客数減を心配する声が聞かれる。

 「土日は観光を兼ねて訪れる人が多いため、影響を受けそう」と新横浜ラーメン博物館。約1年半前に改修の計画を聞いて以来、近隣の住民やサラリーマンらを取り込むための施策を手掛けてきたが、「ふたを開けてみないと、分からない。半年は長い」。

 アリーナ前の「横浜ハイボール」は大規模改修の開始と同時に、夜間の営業を休むことを決めた。店主の茂村和夫さん(65)は「コンサートのある日の客数は多いときで通常の5倍」といい、影響は避けられそうにない。一方で「改修は仕方ない」と受け止め、リニューアルオープン1カ月前には、夜間営業を再開予定だ。

 新横浜から電車で30分以内の距離の中華街。あるカフェのオーナーによると、10月にアイドルグループ「Hey! Say! JUMP」がアリーナでコンサートを行った際は地方のファンの女性が続々と来店。以前、情報番組でメンバーが食べていた料理を注文、写真を撮って喜ぶ光景が見られた。「アリーナの経済効果は大きい」。オーナーは実感を込めて言う。来年1月から半年間の改修休業に入る横浜アリーナ=横浜市港北区


シェアする