1. ホーム
  2. 社会
  3. 「金銭授受」もいじめ認定を 原発避難生徒側が意見書

「金銭授受」もいじめ認定を 原発避難生徒側が意見書

社会 神奈川新聞  2017年01月11日 02:00

代理人弁護士から意見書を受け取る横浜市教育委員会の担当者(左)=横浜市中区
代理人弁護士から意見書を受け取る横浜市教育委員会の担当者(左)=横浜市中区

 東京電力福島第1原発事故で横浜市に自主避難した男子生徒(13)がいじめを受けた問題で、生徒の代理人弁護士は10日、市教育委員会の第三者委員会がまとめた調査報告書に対する意見書を林文子市長宛てに提出し、子ども間での金銭授受についていじめと認定するよう要望した。再調査を視野に入れた迅速な対応を求めた。

 第三者委は報告書で菌を付けて名前を呼ばれるなどの行為をいじめと認定。一方、同級生から「賠償金もらっているだろ」と言われた男子生徒が現金を渡した行為は、「おごりおごられ行為そのものはいじめと認定できない」としている。

 意見書では「加害児童が金員を要求し、被害児童が心身の苦痛を訴えているからいじめは明らか」と主張。男子生徒が同日市長宛てに出した文書には「またいじめが始まると思って、怖くて仕方なくて、いじめが起こらないようにお金をだした」「好きでお金をだしているわけじゃないのに先生は俺のせいにするの?」とつづられている。

 保護者も弁護士を通じてコメントを発表。市教委は当時の対応を検証する作業を進めているが「今度こそ真摯(しんし)に受け止めて学校や教育委員会のあり方を見直して下さい」と訴えている。

 林市長は「(男子生徒らの)コメントには大変辛い思いが表れており、初期の段階で寄り添った対応ができなかったことを改めて申し訳なく思う。いただいた内容について精査を行い、スケジュールも含め、今後の対応を早急に検討していく」とコメントした。

 いじめ防止対策推進法は、第三者委の報告書に対して疑問や意見などがある場合、首長宛てに意見書を提出することができるとしている。

男子生徒が市長に宛てた文書(抜粋)




 

またいじめが始まると思って、何もできずにただ怖くて仕方なくて、いじめが起こらないようにお金をだした
 

お金を取られたことをいじめとして認めて欲しい
 

好きでお金をだしているわけじゃないのに先生は俺のせいにするの?
 

前みたいに普通に外を一人で歩いたり勉強がしたい
 

早く引っ越しをして自由に歩きたいし、引っ越しできたとして引っ越し先の友達と遊びたい


シェアする

編集部のおすすめ

アクセスランキング

  1. 40代男性がはしかに感染 横浜

  2. 伊勢丹相模原店跡、複合ビル建設を検討 野村不と売買交渉

  3. ロマンスカー車内でわいせつな行為・小田急車掌を逮捕/神奈川

  4. 横須賀市内で5900軒停電

  5. 横浜高島屋が開店60周年 鳩サブレー缶など限定販売

  6. 動画 はっけよい…ぎゃー! 比々多神社で泣き相撲

  7. 稲村ケ崎海岸の沖合に女性遺体 鎌倉署が身元など捜査

  8. 閉店セール、開店前に行列も 伊勢丹相模原店

  9. 【写真特集】台風15号の被害状況

  10. 保育園埋設の放射性汚染土問題 横浜市が保護者に相談会