1. ホーム
  2. 社会
  3. 「手話は言語」パブコメに多数の声 横須賀市、条例骨子案修正へ

「手話は言語」パブコメに多数の声 横須賀市、条例骨子案修正へ

社会 神奈川新聞  2015年11月21日 03:00

 「手話は視覚情報ではなく言語」-。横須賀市が本年度中の制定を目指す「(仮称)市障害者の情報・コミュニケーションに関する条例」骨子案についてパブリックコメント(意見募集)を実施したところ、内容の追加や変更を求める声が多数寄せられた。同市も名称や前文を見直すなどして、27日開会の市議会定例会に提案する方針だ。

 国は昨年1月に「障害者の権利に関する条約」を批准。全国の自治体で手話言語条例の制定が進む。同市も全ての障害者に意思疎通支援が必要として、障害者をメンバーに加えた検討委員会で議論してきた。

 骨子案をまとめ、9月中旬から10月上旬にかけて意見募集したところ、反響は43人から延べ114件。条約では手話を独自の言語と位置付けており「手話を言語として保障してほしい」との声が複数寄せられた。

 市も前文でその意義を強調し、条例名の冒頭に「共生社会実現のための-」の文言を加えるなど丁寧に修正。当事者の声を施策に反映させる協議会の設置も新たに条文化する。市障害福祉課は「検討委の傍聴者も多く、関心の高さを感じている」としている。

 意見の中には、手話で意見公募の手続きをしたい、との指摘も。同課は今回の趣旨とは違うとしながら、「手話を言語と位置付ける条例ができれば、今後何らかの形で対応していく必要がある」との認識を示している。


シェアする