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レベル1でも規制継続 有識者ら対策検討箱根・大涌谷火山ガス

社会 神奈川新聞  2015年11月20日 03:00

大涌谷近くの県道には火山ガスへの注意を呼び掛ける看板が設置されている =19日箱根町
大涌谷近くの県道には火山ガスへの注意を呼び掛ける看板が設置されている =19日箱根町

 火山活動が続く箱根山・大涌谷周辺で高濃度の火山ガス(二酸化硫黄)が噴出している問題で、ガスへの安全対策などを協議する会合が19日、小田原市入生田の県温泉地学研究所で開かれた。

 会合は噴火警戒レベルが現在の2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げられた場合などを想定し、「火山ガス安全対策専門部会」として非公開で行われた。県や県警、箱根町、町消防のほか、大学教授ら火山ガスの専門家が出席した。

 県が大涌谷の立ち入り規制エリア内6地点で今月9日から17日まで実施した二酸化硫黄の測定結果を報告。最も高い濃度は約15ppmで、10ppm以上の濃度が測定されたのは9日間のうち3日間あった。一般的に5ppmを超えると生命に危険がおよび、安心して立ち入るには、ぜんそくなど呼吸器疾患のある人に影響を及ぼさない水準とされる0・1ppmが目安になるという。

 蒸気井がある一帯の上を通過する箱根ロープウェイの安全対策については、駅舎やゴンドラ内でガスの計測を行うなどの対策の必要性が指摘された。

 県の担当者は会合後、「10ppmを超えるのは非常に危険なレベル。警戒レベルが1に引き下げられた場合でも、現在の立ち入り規制はこのまま続けられるべきだという意見で一致した」と説明した。協議結果は県や町、気象庁などでつくる箱根火山防災協議会に提言される。


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