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知られざる歴史、後世に 明治天皇御野立所の周辺整備完了

話題 神奈川新聞  2015年11月18日 03:00

御野立所の「明治天皇閲兵之処」の石碑=鶴岡八幡宮
御野立所の「明治天皇閲兵之処」の石碑=鶴岡八幡宮

 1873(明治6)年に日本で初めて行われた陸軍演習を明治天皇が閲兵した場所「明治天皇御野立所(おんのだてしょ)」の周辺整備が完了した。鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)本殿裏の大臣山にあり、一般公開はしないものの、山上に続く入り口には参拝客向けの案内板も設けた。

 陸軍の野外演習は同年4月15日、鎌倉で行われた。明治天皇は大臣山に登って見学し、その後同宮に参拝したとされる。

 「御野立所」として山上に記念の石碑が建てられたのは、1928年11月。同宮の管理地だが、石碑周辺や同所に続く山道の整備は行き届いていなかった。閲兵の事実もあまり知られていなかったため、宮司が代々会長を務める市民グループ「鎌倉明治会」創立50年の節目に、共同で整備工事を進めていた。

 石碑周辺の間伐をはじめ、山道を登る階段や手すりを整備。急斜面のため一般公開の予定はないものの、境内の山道入り口に案内板を設置し、同宮は「知られざる歴史を後世に伝えていきたい」と話す。


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