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辺野古新基地建設考 シールズと沖縄(下)
時代の正体〈224〉変える、政治の在り方 

時代の正体 神奈川新聞  2015年11月17日 10:12

辺野古新基地建設に反対する理由を語る安部さくらさん =JR新宿駅東口
辺野古新基地建設に反対する理由を語る安部さくらさん =JR新宿駅東口

 14日に東京・新宿で行われた沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対するデモ。学生団体SEALDs(シールズ)のメンバーで明治学院大3年の安部さくらさん(21)がスピーチで語ったのは、自分はなぜ沖縄を語るのかについてだった。

 別のメンバーが読み上げた抗議声明にはこうあった。

 「辺野古での新基地建設をめぐる日本政府の横暴は、沖縄だけにとどまらない、日本全体の問題です。今なお国会を通じて沖縄に過剰な負担を強いているのは、紛れもなく『日本』に生きる私たち自身です。そして、特定秘密保護法や安保法制の整備といった安倍政権のもと行われている政治が、この国の自由と民主主義、そして平和主義を著しく傷つけるものであったことからも、沖縄の直面している問題が全国の人々にとって決して他人事でないことは明らかです。沖縄がこの国に問うものは、この国の憲法の理念であり、この国の政治であり、『日本』に生きる私たちの行動です」

 安部さんが路上で声を上げるようになったのは1年ほど前、特定秘密保護法の施行に抗議するデモだった。学生有志でつくった「SASPL」(特定秘密保護法に反対する学生たち)の仲間と首相官邸前に立った。国民の知る権利を侵す法律におかしさを感じた。

 東京電力福島第1原発事故が起きたのは高校1年生のとき。以来、政治の動きを追うようになった。原発再稼働に特定秘密保護法の成立、集団的自衛権の行使容認に転じた閣議決定、そしてこの夏の安全保障関連法-。

 〈この国の民主主義を否定し、ないがしろにする安倍政権の在り方に私はとっても怒っています。どこをみて政治やってんだよって言いたくなります。一体何のために、誰のために政治というものはあるのでしょうか〉

 安部さんは強調する。

 「民意に耳を傾けず、民主主義のプロセスを踏まず、強引に推し進める。このことに私たちはずっと怒っているんです」

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