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名士との交遊録紹介 蘇峰への書簡や軸80点

話題 神奈川新聞  2017年01月10日 10:10

徳富蘇峰が所蔵していた色彩も鮮やかなペリー来航の図なども展示された会場=二宮町の徳富蘇峰記念館
徳富蘇峰が所蔵していた色彩も鮮やかなペリー来航の図なども展示された会場=二宮町の徳富蘇峰記念館

 二宮 明治、大正、昭和期の言論人・徳富蘇峰(1863~1957年)のさまざまな交流を知ってもらう特別展「相模湾沿岸地域のゆかりの名士(西部編)」が、二宮町二宮の徳富蘇峰記念館で開かれている。記念館のある二宮から晩年を過ごした熱海や下田など相模湾西部の名士たちとの交遊録を、蘇峰が残した書簡や遺品で紹介している。12月17日まで。

 二宮ゆかりでは、首相経験者の犬養毅、小田原ゆかりでは、首相経験者の伊藤博文、山県有朋のほか、財界人の益田孝、詩人の北原白秋など、政財界から文化人まで蘇峰はさまざまな名士と交流した。

 昨年の「大磯を愛した日本の名士」に続く第2弾の企画で、こうした名士からの書簡や軸など約80点を展示。山県有朋の伝記を著したことで遺族から贈られた山県愛用のすずりも初出展された。このほか入手の経緯は定かではないが、下田のペリー来航を描いた色彩も鮮やかな「亜墨利加船渡来図(上下巻)」なども展示されている。

 同記念館の塩崎信彦学芸員は「名士がある地域に集まることで、知名度アップに貢献することなどが見て取れる。小田原や伊豆など保養地の広がりや発展ぶりもうかがえる圧巻の交遊録をぜひ見に来てください」と話している。

 同記念館は蘇峰の秘書・塩崎彦市さん(故人)が、書簡4万6千点などを託され1969年に開館。入館料は一般700円。問い合わせは、同記念館電話0463(71)0266。


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