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平和へ思いつなげ 川崎の中学生らが“被爆2世”植樹

話題 神奈川新聞  2015年11月15日 03:00

アオギリの苗木の根元に土をかける中学生ら=川崎市中原区の市平和館
アオギリの苗木の根元に土をかける中学生ら=川崎市中原区の市平和館

 戦後70年に合わせ、核兵器のない平和な世界の実現を願い、川崎市中原区の市平和館で14日、70年前の被爆地で芽吹き再生した樹木の2世となる苗木の植樹式が行われた。行政や議会関係者のほか中学生ら約60人が参加し、平和への思いを新たにした。

 苗木は広島市から寄贈された高さ約70センチの被爆アオギリ2世と、長崎市から贈られた約40センチの被爆クスノキ2世。爆心地近くで熱線と爆風で被害を受けた後、奇跡的に樹勢を戻した親木の種から育てられた。

 あいにくの雨模様の下、敷地内で植樹が行われ、砂田慎治副市長と菅原進市議会副議長をはじめ、市立はるひ野中・川中島中・東橘中の生徒3人が、スコップで苗木の根元に土をかけた。式典では中学生3人が「私たちもこの木と一緒に成長し、この木に平和な未来を見せたい」などとメッセージを読み上げた。

 式典後、館内で中学生による平和学習報告会が行われ、修学旅行で訪れた広島市で見聞きしたことや感じたことを発表。女子生徒は原爆や戦争のむごさに衝撃を受けたことを話し「平和を願うことをやめてはいけない。小さなこの行動こそが平和への一歩だと思う」と力を込めた。


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