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白首ダイコン「湘白」初出荷 甘さ強く「おでんに」

話題 神奈川新聞  2015年11月14日 03:00

「湘白」を初出荷する高橋さん=中井町比奈窪のJAかながわ西湘中井営農経済センター
「湘白」を初出荷する高橋さん=中井町比奈窪のJAかながわ西湘中井営農経済センター

 県の農業技術センターなどが開発、ことし6月に登録された新品種の白首大根「湘白」が13日、中井町比奈窪のJAかながわ西湘中井営農経済センターから初出荷された。14日にも県内の店頭に並ぶ。

 午前、同センターに町野菜直販組合大根部会の高橋利夫会長(77)のトラックから、段ボール箱17個分に詰まった湘白が降ろされる。新鮮な大根の匂いとともに、目を引くのは、根の先端から葉の根元までの白さだ。

 県内では主流となっている、三浦市などの青首大根との差別化を図るべく、中井町では昨年の試験栽培を経て、ことしから4農家が計23アールの畑で栽培を本格化させた。約1万2千本の収穫を見込んでいる。ほかに相模原市でも栽培しているという。

 高橋さんは「作幅の調整など新しい品種に慣れるまでが大変だった。マリーゴールドを近くに植えたら、ことしは一度も農薬を使わなかった」と生産過程を振り返る。

 生食でも甘さが強いのが特徴で、葉の成長がよく、柔らかいので葉大根としても楽しめるという。高橋さんも「苦味がないし、おでんに入れるととろけるよう。食べたら後を引きますよ」と味に太鼓判を押す。

 関係者も「研究から生産、流通や卸売り、販売まで、すべて県内で完結できる作物」と、愛着とともに大きな期待を寄せている。


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