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原子力機構も検証対象 河野行革きょうスタート

政治行政 神奈川新聞  2015年11月11日 03:00

インターネット動画サイト「ニコニコ生放送」で事業レビューへの意気込みを語る河野行革担当相 =9日昼、都内
インターネット動画サイト「ニコニコ生放送」で事業レビューへの意気込みを語る河野行革担当相 =9日昼、都内

 中央省庁の事業内容を再点検し、税金の無駄遣いを検証する「行政事業レビュー」が、11日から3日間の日程で始まる。対象の55事業は日本原子力研究開発機構への運営費交付金などエネルギー関連が3分の1を占め、「脱原発」を持論に掲げる河野太郎行政改革担当相(衆院15区)の関心が強く反映された形となった。

 対象事業は2016年度要求額で約13兆6千億円。エネルギー・原子力関係19事業の一つが原子力機構の運営交付金(文部科学省)。核燃料運搬船「開栄丸」は06年の建造後の運搬実績は09年までの計4回だけだが、維持管理費として各年度で約12億円が支払われている。

 20年東京五輪関連では、開催時の盛夏に国産花を安定生産・供給できるようにする事業(農林水産省)などが検証対象。国際宇宙ステーション開発経費やスーパーコンピューター、子どもの学力向上などについても取り上げる。

 閣僚就任前に自民党の行革推進本部長も務めていた河野氏は、インターネット動画サイトに生出演し事前解説をするなど、国民にも傍聴・視聴を積極的に呼び掛けている。点検結果を取りまとめる政府の行革推進会議に向けて、世論の機運を盛り上げたい意向がにじむ。

 ただ事業レビューは事業そのものの存廃を判断するわけではなく、成果を16年度予算編成に反映させられるかどうかが「河野行革」の試金石だ。民主党政権で行政刷新担当相として事業仕分けに携わった蓮舫代表代行は6日の会見で、河野氏に「同じ志を持つ先輩」とエールを送る一方、「過去のレビューの成果が反映されず、行革の抜け道に使われている感がある。監視していきたい」とくぎを刺した。


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