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14日、藤沢市で初
御所見が防災モデルに 全戸対象、安否確認訓練へ

話題 神奈川新聞  2015年11月10日 10:21

無事を知らせるタオルを玄関前に掲示する椎野さん=藤沢市宮原
無事を知らせるタオルを玄関前に掲示する椎野さん=藤沢市宮原

 藤沢市北部の御所見地区の住民でつくる自主防災組織が、14日の地区総合防災訓練で、5千世帯を超す全戸を対象にした安否確認訓練に取り組む。全戸対象の安否確認は市内の地区で初の試み。手順を確認して課題の改善につなげる方針で、住民たちは「ノウハウを蓄積し、御所見から藤沢全域に広めたい」と意気込む。

 訓練を企画したのは、御所見地区防災組織連絡協議会(椎野幸一会長)。約5200世帯、約1万8千人が暮らす同地区内には計13の自主防災組織があり、それらを束ねる上部組織だ。

 同協議会によると、同市では災害時に支援が必要な高齢者や障害者ら(要支援者)の安否確認は、地元の自主防災組織が担う。行政から要支援者名簿があらかじめ渡されているが、確認方法は各自主防災組織に委ねられており、万一の際に機能するかが課題になっている。

 椎野会長は「自主防災で温度差もあるが、名簿を渡されても、たんすの肥やしになっていることも多い」と指摘。震災時は倒れた家具に挟まれるなど健常者でも救助が必要なケースがあり、全戸を対象に安全確認の手順を決めて検証することを決めた。

 今回の訓練では▽無事を知らせる掲示物を各戸が玄関前に掲げる▽それらを各自治会の班長が歩いてチェック、報告する-という手順で進める。掲示物はタオルや布、マグネットなど、各自主防災ですでに取り決めて住民に周知した。

 市内14の地区防災組織連絡協議会を束ねる市防災組織連絡協議会の会長も務める椎野さんは「やってみれば、課題も分かってくる。課題を整理して改善し、藤沢の自主防災を次のステップへ進めたい」と御所見での挑戦の意義を語った。


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