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最低価格60%引き下げ 横須賀市の「上の台中」売却再公募、校舎解体可能に

政治行政 神奈川新聞  2015年10月28日 03:00

売却に向けて再公募される旧上の台中学校=横須賀市鴨居(横須賀市提供)
売却に向けて再公募される旧上の台中学校=横須賀市鴨居(横須賀市提供)

 遊休資産の売却を進めている横須賀市は、売却先の決まっていない旧「上の台中学校」(同市鴨居)校舎などの不動産を対象に、条件を大幅に緩和して買い手の再公募に乗り出す。入札不調に終わった前回2年前を教訓に、最低価格を前回から60%以上引き下げた。建物の老朽化や地価下落に加えて「校舎の再利用を念頭にした前回と違い、落札者が更地にした上で活用することを想定」(市資産経営課)し、校舎の解体経費相当額を差し引いて大幅に価格を見直した。

 入札物件は同校の敷地面積約3万平方メートルのおよそ3分の1に当たる9522平方メートル。築33~35年の鉄筋校舎3棟などが含まれる。新たな最低売却価格は1億7540万円。2013年9月の入札時は約4億6030万円だった。

 閉校から4年半が経過しており、上下水道施設などの使用が難しくなっていることを勘案。前回約8千万円と見積もった建物価格をゼロと算定し直したほか、解体経費分の約1億2千万円なども差し引いた。

 市は2年前、介護や保育施設への転用を想定して売却先を公募したが、価格面に加えて「バリアフリー化を図ったり、階段幅を調整したりと、施設改修の難点が多かった」(同課)として応札者がなかった。今回は建物を落札者が解体しても、改修して再利用することも可能とした。

 入札期間は来年4月9~14日。同課は「土地購入検討期間を十分に取りたい」として、半年前に異例の公告をすることにした。

 上の台中は近隣の鴨居中学校と統合し、11年3月末に閉校。校庭や体育館は鴨居中の施設となり、総合型地域スポーツクラブなどが活用している。

 市は現在、閉校した市立学校用地2カ所を保有。旧平作小は跡地活用を検討中で、旧坂本小は一部を教育財産として残した上で、残りを売却する方針。


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